オリーブオイルで健康生活

油とアレルギーの関係

ファミレスなどで揚げ物を食べた後、身体がかゆくなったり、
じんましんのようなものが出てきた経験はありませんか?

 

油と言うと直ぐに動脈硬化の話が浮かびますが、実は、
アレルギーとも密接な関係があります。

 

オリーブオイルをはじめ、油脂の主成分は「脂肪酸」と呼ばれるもの。
数個〜十数個の炭素が一列につながって出来ている成分で、

同じ脂肪酸でも、炭素同士の結びつき方の違いによって
「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類に分かれています。

 

この脂肪酸の一種である「リノール酸」からできる
「アラキドン酸」という物質が、

様々なアレルギー反応の元になるというのだとか!

 

具体的には、花粉症やアトピー性皮膚炎、じんましん…等々、
アレルギーに関係した炎症反応を強める方向に作用します。

 

言い換えれば、リノール酸は、
「アレルギー反応のアクセル」というわけです。

オリーブオイルの成分は?

油に含まれている「リノール酸」という脂肪酸が、
アレルギーと密接な関係があることをご理解いただいたところで…。

 

では、オリーブオイルにはこの「リノール酸」が
どの程度含まれているのでしょうか?

 

オリーブオイルの脂肪酸の成分は、
10%が飽和脂肪酸、80%がオレイン酸、10%がリノール酸などです。

つまり、問題のリノール酸が少ない!

 

ちなみに、なたね油やサラダ油など、他の植物油では
リノール酸が意外と多く、30%〜50%というものがほとんど。

これは、オリーブオイルが他の植物油に比べても
アレルギー反応を引き起こすリスクが低いことを示唆しているといえるでしょう。

 

さらに、オリーブオイルに多く含まれている「オレイン酸」は、
免疫系に関係する物質を発生させませんので、

アレルギーとは無縁の成分です。

 

このことからも、オリーブオイルがアレルギー反応の原因になる…
というのは考えづらいことが分かると思います。

 

※補足
ちなみに、リノール酸と同じ不飽和脂肪酸に分類される「αリノレン酸」は、

リノール酸とは逆に「アレルギー反応のブレーキ」として働きます。
αリノレン酸とは、例えば、

EPA(IPA)(エイコサペンタエン酸/イコサペンタエン酸)や、
EPAからできるDHA(ドコサヘキサエン酸)など。

みなさんも、聞き覚えがある名前では?

 

これらEPAやDHAは、「アラキドン酸」からできるアレルギー原因物質の
産生を妨害する作用があることがわかっています。

オリーブオイルを皮膚につける場合

以上は、オリーブオイルを「食用」として用いる場合の
アレルギーとの関係についてのお話。

 

ここからは、もうひとつの用途、「美容」面でのお話になります。

 

最近、「オリーブオイル洗顔」という美容法が流行っていることに
代表されるように、オリーブオイルを使って洗顔したり、

美容液としてオリーブオイルを使ったりする使い方もあります。

 

そもそも、オリーブオイルは古くから肌に優しいことで知られていました。
地中海沿岸の諸国では、火傷をした時や、日焼けをした時など、

炎症を鎮めるためにオリーブオイルを用いていたといいます。

 

しかし、だからといって
食用のオリーブオイルをそのまま肌用に用いて良いかといえば、

その点はちょっと疑問が残ります。

 

100%無添加のものもあれば、
酸化防止剤などの添加物が入っている場合もあるからです。

この酸化防止剤は肌への刺激となりますので、
思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があります。

 

また、体質によってはオリーブオイルが肌に合わず、
アレルギー反応を起こしてしまうリスクも…。

 

その点を考慮して、オリーブオイルを美容用に使いたいという場合は、
肌専用のオリーブオイルを選ぶようにしましょう。

(オリーブオイルと化粧品の項目で詳しく紹介しています)

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